【映画】レヴェナント 蘇りし者


レオナルド・ディカプリオこと、レオ様が念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品である。

監督のアンハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥも65年ぶりの2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞。

そして、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でもイニャリトゥ監督とタッグを組んだ撮影監督のエマニュエル・ルベツキも史上初の3年連続アカデミー賞撮影賞を受賞した。

イニャリトゥ監督の映画らしくこの作品も賞づくしの作品だったが、とにかく観るのが疲れる映画だった。


この映画は19世紀アメリカの西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスの半生を描いた作品である。

実際に熊に襲われながらも一命を取り止め、介添人の裏切りに遭いながらも生還したというこの話はアメリカでは150年以上も伝わる有名な冒険談らしい。

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私はレオナルド・ディカプリオがあまり好みではないので、彼の出演する映画をほとんど観たことがない。だから、未だに当時、社会現象となるほど大ヒットした映画タイタニックを観たことがない。

これまでで唯一、彼の映画で観たことがある作品がインセプションだった。これはクリストファー・ノーラン監督の作品を観たいという想いの方がレオナルド・ディカプリオを観たくないという想いを上回ったからである。

だが、「インセプション」の時のレオナルド・ディカプリオはかなり良かった。正直に心情を吐露すると観終わった後「あれっ、食わず嫌いだったのかな…」と思ってしまった。

以来、本当に久しぶりにレオナルド・ディカプリオの映画を観たが、オスカー像を獲得するに値するすばらしい演技だった。

この映画はレオナルド・ディカプリオのワンマンショーである。

熊に襲われてから部隊に生還するまでの様子を私は直視できなかった。何度も何度も顔を背けたくなった。

どんなに痛めつけられても歯を食いしばり、立ち上がっていく姿はもはや「タイタニック」の時のレオ様ではない。

極寒の地、身体は傷だらけ、食べ物もない、歩くことはおろか立つことすらできない。そんな過酷な状況の中を復讐するという想いだけで生き延びていく。

あまりにも痛々しくて観終わった後は疲れるが、レオナルド・ディカプリオの体当たりの演技を観るだけでも一見の価値がある作品である。


▼作品データ
<原題>
・The Revenant
<製作年>
・2015年
<製作国>
アメリ
<監督>
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
<上映時間>
・157分
<出演>
レオナルド・ディカプリオ(ヒュー・グラス)
トム・ハーディ(ジョン・フィッツジェラルド
・ドーナル・グリーソン(アンドリュー・ヘンリー)
・ウィル・ポールター(ブリジャー)
・フォレスト・グッドラック(ホーク)
<第88回アカデミー賞
・監督賞
・主演男優賞
・撮影賞
<TOMATOMETER>
・78% ※2021年11月8日現在


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