【ドラマ】「ブレイキング・バッド」シーズン1〜5

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昨年の年末から年が明けにかけて約3ヶ月ほどずっとこのドラマを観ていた。

会社のドラマ好きの方に強く勧められた作品だったのだが、観終わった今なら人に勧めたくなるのがよくわかる非常に見応えのあるドラマだった。

このドラマはあまりパッとしない高校の化学教師ウォルター・ホワイトが余命わずかの末期の肺癌と診断されるところから始まる。治療するために多額のお金が必要になったため、元教え子のジェシー・ピンクマンに声をかけ、メタンフェタミン(麻薬)の製造と販売でその費用を賄おうとする。

ウォルター・ホワイトは巧みなウソと大胆な行動で次々と邪魔者を消していき、やがてドラッグビジネスの世界で頂点に駆け上がっていく……


https://www.netflix.com/jp/title/70143836


シーズン2までのウォルターとジェシーはとにかくやることなすこと上手くいかない。

ジェシーが余計なことばかりをしてウォルターを苛立たせるので、二人は常に罵り合っている。

ドラッグを作るところまではいいのだが、その商品を売るところでいつもつまづく。しばらくはそのくり返し。

物語が大きく動くのはシーズン2の終盤で弁護士のソウル・グッドマンが出てきてからである。この怪しげな弁護士が出てきてからドラッグの製造と販売が軌道に乗り、ウォルターとジェシーは大金を手に入れる。

話が本格的に面白くなってくるのはシーズン3からである。すっかりドラッグビジネスが板についたウォルターはあの手この手でドラッグビジネス界の邪魔者たちを追い込み、次々と排除していく。

そして、シーズン4では邪魔者のいなくなったドラッグビジネスの世界でついにウォルターは頂点に立つ。しかし、DEA(麻薬取締局)捜査官であり、義理の弟でもあるハンク・シュレイダーが真実に迫っていく。

最終章のシーズン5は話の展開がとにかく早い。これまでの集大成とばかりにたたみかけるように話が進んでいく。

このドラマを観ながら闇金を描いたマンガ「ウシジマくん」を思い出した。怖いのだが、読まずにはいられない。「ウシジマくん」を読んでいた時に感じたのと同じような気持ちになった。

ブレイキング・バッド」はアメリカの裏社会を描いたアメリカ版の「ウシジマくん」である。怖いのだが、観ずにはいられない。そんな気持ちでこのドラマを観続けた。

ただし、決して奥さんや子供たちと一緒に観てはいけない。必ずこのドラマは毎日少しずつ、一人でじっくり観ることをお勧めする。


▼作品データ
<原題>
・Breaking Bad
<制作年>
・2008〜2012年
<製作国>
アメリ
<製作>
・ビンス・ギリガン
<話数>
・シーズン1  7話
・シーズン2 13話
・シーズン3 13話
・シーズン4 13話
・シーズン5 16話
<出演>
ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト)
・アンナ・ガン(スカイラー・ホワイト)
・アーロン・ポールジェシー・ピンクマン)
・ディーン・ノリス(ハンク・シュレイダー)
・ベッツィ・ブラント(マリー・シュレイダー)
<TOMATOMETER>
・シーズン1 86%
・シーズン2 97%
・シーズン3 100%
・シーズン4 100%
・シーズン5 97%

※2022年3月10日現在