【映画】「大人の恋」を描く?「ラ・ラ・ランド」


私にこの映画を勧めたある女性はこの映画のことを評して「大人の恋をした人にしか良さがわからない映画」と言った。

売れないジャズピアニストと売れない女優がひょんなことから出会って、惹かれ合い、そして、恋をする。だが、そんな恋がハッピーエンドで終わらないということは「大人の恋」をしたことがない私にも分かり切っている。

ラストシーンがいい。かつて深く愛し合った者同士には言葉なんて要らない。お互いの目をみつめてうなずくだけで分かり合えるのだ。


<原題>
・La La Land
<製作国>
アメリ
<公開年>
・2016年
<上映時間>
・2時間8分
<脚本・監督>
デミアン・チャゼル
<出演>
・ライアン・ゴスリング(セバスチャン・ワイルダー、ジャズピアニスト)
エマ・ストーン(ミア・ドーラン、女優)
<受賞>
▼第89回アカデミー賞
・監督賞、主演女優賞、撮影賞、作曲賞、歌曲賞、美術賞の6部門
<評価>
★★★★

【ドラマ】やっぱり「24」の方が面白い?でも、これから面白くなる気がする「ナイト・エージェント」シーズン1


NETFLIX公式サイトより

ナイト・エージェント | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

「ナイト・アクション」というのはFBIの極秘捜査プログラムで国家セキュリティの重要機密のこと。そして、その捜査官の呼び名が「ナイト・エージェント」。

主人公のピーターはその「ナイト・エージェント」が助けを求めてかかけてくる回線の電話番。

ある夜、ピーターは「ナイト・エージェント」たちの姪からかかってきた電話を受ける。そして、その電話を受けたばかりにホワイトハウスを巡るある陰謀に巻き込まれて行く。

というのが話の筋。だが、主人公のピーターはFBI捜査官ではあるが、下っ端。直属の上司の好意でホワイトハウスの電話番を任せられているだけで副長官にはその能力さえ疑われている。したがって、このシーズン1ではまだ、「ナイト・エージェント」ですらない。

おそらくシーズン1は主人公のピーターが「ナイト・エージェント」として活躍する前の前日談に当たるのだろう。

シーズン1の最後でようやく大統領から「ナイト・エージェント」に任命されたピーター。

すでに製作が決まっているというシーズン2で「24」のジャック・バウワーばりに活躍する姿に期待したい。


●作品データ
<原題>
・The Night Agent
<製作国>
アメリ
<公開年>
・2023年
<エピソード>
・10エピソード
<原作>
・マシュー・クワーク
<出演>
・ガブリエル・バッソ(ピーター・サザーランド、FBI捜査官)
・ルシアン・ブキャナン(ローズ・ラーキン、起業家、キャンベル夫妻の姪)
・ホン・チャウ(ダイアン・ファー、主席補佐官)
ロバート・パトリック(ホーキンズ、FBI副長官)
・フェニックス・ライ(デール、男の殺し屋)
・イブ・ハーロウ(エレン、女の殺し屋)
・サラ・デジャルダン(マディ、副大統領の娘)
・クリストファー・シャイアー(副大統領)
・フローラ・エヴァンス・アキンボラ(チェルシー・アリントン、副大統領の娘のSP)
・D・B・ウッドサイド(エリック・モンクス、副大統領の娘のSP)
・カリ・マチェット(大統領)
エンリケムルシアーノ(ベン・アルモラ、シークレット・サービスの長官)
<評価>
★★★

【映画】何度も見返したくなる映画「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」


「何度も見返したくなる映画」というものがある。私にとってのそれがこの映画だ。

きっかけは「オードリーのオールナイトニッポン」だった。

映画評論家の有村昆さんと芸人のジャガモンド斉藤さんがゲストの「映画プレゼン対決」の回でジャガモンド斉藤さんが春日さんにオススメしていたのがこの作品だった。

この映画を観るといつと今は亡き父のことを思い出す。そして、今を精一杯生きようと思う。

●作品データ
<原題>
・About Time
<製作国>
・イギリス・アメリ
<公開年>
・2013年
<上映時間>
・2時間3分
<監督>
リチャード・カーティス
<出演>
・ドーナル・グリーソン(ティム)
レイチェル・マクアダムス(メアリー)
ビル・ナイ(ティムの父親)
・リディア・ウィルソン(キャサリンキットカット、ティムの妹)
・リンゼイ・ダンカン(ティムの母親)
・リチャード・コーデリー(ティムのおじさん)
マーゴット・ロビー(シャーロット、初恋の相手)
トム・ホランダー(ハリー)
<評価>
★★★★★

【ドラマ】「ジェントルメン」

ジェントルメン | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト


このドラマを一言で表すとすればまさにガイ・リッチー版「ブレイキング・バット」。あちらの主人公たちは周囲に「いつバレるか」とヒヤヒヤしていたが、こちらは既にバレているし、「ジェントルメン=貴族」なのでそんなことは全く気にしない。

テオ・ジェームズとカヤ・スコデラーリオのコンビも小気味良い。登場人物がとにかくシャレてる。

個人的には次のボンド役はテオ・ジェームズあたりがピッタリな気がする。


●作品データ
<原題>
・The Gentlemen
<製作国>
アメリカ、イギリス
<公開年>
・2024年
<エピソード>
・8エピソード
<原作・監督・脚本>
ガイ・リッチー
<出演>
・エディ・ハルステッド(テオ・ジェームズ)
・スーザン・グラス(カヤ・スコデアリオ)
・フレディ・ハルステッド(ダニエル・イングス)
・スタンリー・ジョンストン(ジャンカルロ・エスポジート
・ボビー・グラス(レイ・ウィンストン
ヴィニー・ジョーンズ(ジェフ、ハルステッド家の使用人)
ジョエリー・リチャードソン(サブリナ、エディの母)
<評価>
★★★

失ってみてその大切さを思い知らされる

この映画を観て自分の奥さんを、そして、親を大切にしようと思った。決してみくびったり、貶めたりしないようにしようと固く心に誓った。

 

普段はそこにいるのが当たり前でほとんど意識することもなく、時にはその存在を煩わしく感じてしまうこともあるが、自分のことを大事に思ってくれる人がいるということは決して当たり前のことなのではないのだとこの作品に教えてもらった。

 

おそらくこの作品はこれから何度も見返すことになるだろう。

 

●作品データ

<タイトル>

永い言い訳

<製作国>

・日本

<公開年>

・2016年

<上映時間>

・2時間4分

<原作・脚本・監督>

西川美和

<出演>

本木雅弘(衣笠幸夫・津村啓)

竹原ピストル(大宮陽一)

藤田健心(大宮真平)

・白鳥玉季(大宮灯)

<評価>

★★★★☆