【本】自分を動かす名言


最初に読んだ佐藤優さんの本は「いま生きる資本論」だった。

大学時代の友人から勧められたので読んでみたのだが、読み進めても内容が難解過ぎて何のことやらさっぱり分からなかった。ただ、この本の著者である佐藤優さんがとてつもない知識人であることが分かった。

友人から本を勧められるまでは正直、佐藤優さんのことをあまり良く知らなかった。ビジネス書のコーナーに行くとデカデカと写真の載った本が山積みされているのはよく目にしていたが、実際にどんな本を書いているのか手にとって読んでみようとは思わなかったので一度も手にとったことが無かった。

今、佐藤優さんは私が一番読みたい作家である。

最初に勧められた「いま生きる資本論」を読んで以来、定期的に佐藤優さんの本を手に取って読んでいる。特に「13歳からのキリスト教」と「人生の役に立つ聖書の名言」は私の生き方にとても大きな影響を与えることになった。

そして、また友人に勧められたのがこの「自分を動かす名言」だった。

この本は大きく以下の5つのテーマに分けられており、それぞれのテーマに則した偉人たちの数々の言葉が詰め込まれている。

1.人とのかかわり
2.働くということ
3.この社会に生きる
4.心をどう保つか
5.人生の場面


著者の佐藤優氏が前書きで「読者の人生に具体的に役立つと信じる言葉だけを精選し、そこに全精力を傾けて解説を付した」と述べているようにこの本に出てくる言葉はどれも人生のさまざまな場面で役に立つ言葉ばかりである。

私はこの本を読んでこの世の中には目には見えないが確実に存在するするのもがあるということを心の底から理解することができた。

日々の生活の中で進学、就職、結婚など何らかの選択や決断に迷ったとき、失敗や失恋などで落ち込んだとき、どのような姿勢で日々の勉強や仕事に取り組めばいいのかがわからなくなったときなど手に取ってもらいたい本である。


▼作品データ
<タイトル>
・自分を動かす名言
<著者>
佐藤優
<発売日>
・2016年5月25日
<発行所>
・株式会社青春出版社

【本】「ペッパーズ・ゴースト」


私は小説家の伊坂幸太郎さんの作品が好きだ。

初めて読んだのは「オーデュボンの祈り」だった。
それ以来、伊坂幸太郎さんの紡ぎ出す世界に魅了され続けている。

伊坂幸太郎さんは私が新刊が出る度に買って読んでいる作家の唯一である。だから、伊坂幸太郎さんの本だけはエッセイも含めて単行本で出されているものはすべて読んでいる。

伊坂さんの作品は、どの作品であってもいつもテンポ良く読み進めることができる。私は伊坂作品の醍醐味は登場人物たちのウィットに富みつつも、含蓄のある言葉のやりとりだと思っている。だから、どの作品もテンポ良く読み進めることができるのだと思う。

今回の作品「ペッパーズ・ゴースト」も自爆テロというあまり明るいとは言えない内容の話ではあるものの、読み進めても暗い気持ちにならないのはどこか超然とした登場人物たちの軽妙な会話のやりとりがあるからだと思う。

5月13日には伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」など5作品の英訳が英国推理作家協会の協会賞の翻訳部門の候補に選ばれたというニュースも報じられた。

7月には「マリアビートル」原作のなんとあのブラピ主演の映画の公開も控えている。

これからも伊坂幸太郎さんの紡ぎ出す世界に魅了され続けていきたい。


▼作品データ
<タイトル>
・ペッパーズ・ゴースト
<著者>
伊坂幸太郎
<発売日>
・2021年10月1日
<発行所>
朝日新聞出版

【ドラマ】ミセン ー未生ー

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  • イム・シワン(ZE:A)
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韓国ドラマ好きの妻に勧められたドラマだった。

ウィキペディアによると韓国での放送時には「ミセンシンドローム」と呼ばれる社会現象を起こしたらしいのだが、なるほど、その説明がすんなりと受け入れられるくらい見応えのある、面白いドラマだった。

ちなみに韓国での人気にあやかってその後実は日本でもリメイクされていた。それくらい人気のあるドラマだったらしいが当時の私はそんなことなど全く知らなかった。

このドラマは26歳まで社会人経験もなく母親のコネで一流企業のインターンに採用された高卒の青年(チャン・グレ)が周囲の偏見や差別を跳ね除けて社会人として成長していく様子を描いたドラマである。

冒頭から目を疑うような光景が続く。

「コネ入社だから……」「学歴がないから……」

という理由だけで同じ会社にいる人間に、しかも新入社員に、あんなにも冷たくできる神経が理解できなかった。

「あいつの居場所などない」

などと陰口を叩かれながらも自らの地道な行いによってやがて少しずつ会社の中で自分の居場所を作り、協力してくれる仲間たちを作っていくチャン・グレ。

最初は煙たがっていた配属された営業3課の上司たちもチャン・グレの人となりに触れるにつれてその存在を認めていき、結束を深めながら様々な困難に立ち向かって行く……。

とにかくこのドラマはキャスティングがいい。特に主人公のチャン・グレを演じているイム・シワンさんが抜群にいい。個人的にはこのドラマが成功した一番の理由はこのイム・シワンのキャスティングではないかと思う。
それくらいチャン・グレに感情移入して観ることができた。

韓国の企業社会を知るという意味でも非常に勉強になるドラマだった。


▼作品データ
<公開年>
・2014年
<製作国>
・韓国
<話数>
・全20局
<原作>
・ユン・テホ
<演出>
・キム・ウォンソク
<出演>
・イム・シワン(チャン・グレ)
・イ・ソンミン(オ・サンシク)
・キム・デミョン(キム・ドンシク)
・カン・ソラ(アン・ヨンイ)
・カン・ハヌル(チャン・ベッキ)

【本】「人生の役に立つ聖書の名言」


Kindleのおすすめに出てきたので迷わずポチった。
佐藤優氏の本でしかも私の中で最もホットなキリスト教についての本であればポチらないわけにはいかなかった。

私がキリスト教に興味を抱くきっかけとなった同じく佐藤優氏の「13歳からのキリスト教」と比較すると著者の佐藤優氏の語り口がかなり宗教色が強い感じがした。
まるで著者自身がキリスト教の伝道師パウロのようにイエスの教えを私に語りかけているかのようだった。

この本を読み終えた後、さらにキリスト教や聖書に対する理解が深まったような気がする。
「13歳のキリスト教」に続いて、また一つ事あるごとに読み返すことになる本が1冊増えた。


▼作品データ
<タイトル>
・人生の役に立つ聖書の名言
<著者>
佐藤優
<発行年>
・2020年
<発行所>
・株式会社 講談社

【本】「13歳からのキリスト教」


友人の勧めでKindleで本を読むようになってからほとんど本屋に行かなくなった。
たまたま時間をつぶそうと立ち寄った本屋でふと目に入ったのがこの本だった。手にとって数ページ読んだだけで本の中に引きづり込まれた。

カッコいい言い方をすればまさに「出会うべくして出会った」と言っていいかもしれない。
それくらいこの本は私にとって強烈なインパクトを与えることになった。

著者の佐藤優氏は自身も敬虔なプロテスタントキリスト教徒である。その彼が「聖書」の読み方について解説してくれているのがこの本である。
プロテスタントキリスト教徒は丁寧に聖書を読むという。そして、人生のすべての問題を解く鍵が、すでに聖書に記されていると考えるという。

私にとってもこの本はその言葉通りの内容の本だった。
これまでの人生で向き合ってきた自分の中でまだ「答え」の見つかっていないあらゆる問題に対して明確な「答え」を与えてくれた本だった。
この本を読み終えた時、ふっと背中が軽くなったような気がした。

読み終えた今でも時々読み返してその内容を確認するようにしている。
まさしく私のとっての「聖書(バイブル)」となった本だった。


▼作品データ
<タイトル>
・13歳からのキリスト教
<著者>
佐藤優
<発行年>
・2021年
<発行所>
・株式会社 青春出版社