予備知識がないとどんどん場面が移り変わって、
どんどん登場人物が出て来て、
やがて話の展開について行けなくなってしまうかもしれません。
私はそうでした。
アメコミと言えば
アイアンマンの「マーベルコミック」と
バットマンの「DCコミック」ですが、
この「ヘルボーイ」はそのどちらにも属さない
「ダークホースコミック」でヒーローにしてはお世辞にもあまりかっこいいとは言えません。
原作者のマイク・ミニョーラが監修に加わって制作されたということですが、
とにかく、出て来る魔物がグロテスクで、人間を襲う様子も容赦がありません。
あと、ヘルボーイの周りからの嫌われ具合も観ていて可哀想になるほどでした。
宿敵の魔女がまるで「コロナ」を思わせるような伝染病を使って人類を滅ぼそうとしますが、
「何で魔法じゃなくて伝染病?」
とツッコミを入れたくなりました。
物語が進んで行くとヘルボーイが実は物凄い人物の子孫である事が判明しますが、正直、イマイチ盛り上がりに欠けるような感じがしました。
少しでも原作のコミックに関する知識があればもっと楽しめたのかもしれませんが、とにかく、ツッコミどころ満載の映画でした。
ただ、魔女を演じたミラ・ジョボビッチだけがとてもキレイでした。
▼作品データ
<原題>
・Hellboy
<製作年>
・2019年
<製作国>
・アメリカ
<監督>
・ニール・マーシャル
<上映時間>
・120分
<出演>
・デビッド・ハーバー(ヘルボーイ)
・ミラ・ジョボビッチ(ニムエ)
・イアン・マグシェーン(ブルーム教授)
・サッシャ・レイン(アリス)
・ダニエル・デイ・キム(ダイミョウ少佐)