【映画】ベイビー・ドライバー


カーチェイス版「ラ・ラ・ランド」と呼ばれているこの作品。

冒頭のカーチェイスシーンを観ればなぜこの映画がそのように呼ばれているのかはすぐに分かる。

監督・脚本のエドガー・ライトは脚本を執筆する前に映画で使用する曲を30曲選曲したらしいが、劇中でこれらの曲がまさにガンガンかけられている。



余談だが、エドガー・ライトは8年間も関わって製作を進めていた「アントマン」の監督をクリエイティブ上の相違から降板して撮ったのがこの作品らしい。私が思うにもし、エドガー・ライトが「アントマン」を撮っていたらこの映画と同じように劇中で曲をガンガンかけていたのではないかと思う。

この映画は心優しい青年であるベイビーが行きつけのレストランのウエイトレスのデボラと恋に落ちたのをきっかけに裏社会から足を洗うために一か八かの賭けに出るという物語である。

強盗の逃がし屋稼業で得たお金でやっとボスへの借金を返し終わって、一旦は足を洗えたかと思われたものの、凄腕のドライバーである彼をボスが簡単に自由にしてくれるはずがなく、再び、強盗の逃がし屋の仕事をするはめになってしまう。そして、自分の意志だけでは強盗の逃がし屋稼業から抜け出せないと悟ったベイビーはすべてを終わらせるために一か八かの勝負をかける。

カーチェイスシーンはもちろんだが、ベイビーとデボラが運命的に惹かれ合っていく様子も見どころの一つだ。愛するデボラを悪い仲間たちから守る姿は狂おしいほどだ。

観終わった後にカーラ・トーマスの「B-A-B-Y」を聴きながらドライブがしたくなった。もちろん、安全運転で。


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▼作品データ
<原題>
・Baby Driver
<製作年>
・2017年
<製作国>
アメリ
<監督>
エドガー・ライト
<上映時間>
・113分
<TOMATOMETER>
・92% ※2021年10月17日時点
<出演>
アンセル・エルゴート(ベイビー)
ケビン・スペイシー(ドク)
・リリー・ジェイムズ(デボラ)
ジョン・バーンサル(グリフ)
ジョン・ハム(バディ)
ジェイミー・フォックス(バッツ)
エイザ・ゴンザレス(ダーリン)