最近のマーベル作品は時間軸が交錯しているのできちんと時間軸を確認してからでないと話の流れが全く分からなくなってしまうのだが、この作品は「エンドゲーム」直後の話だったのですんなりと物語に入っていくことができた。
エンドゲームの後、ガーディアンズと一緒に旅に出たソーがまず取り組んだのが激しいダイエットだったというのには思わず笑ってしまったが、ギャグマンガのようだった前作「マイティ・ソー バトルロイヤル」と比べると数倍面白かった。
ガーディアンズとのやりとりも楽しいかった。ナタリー・ポートマンを始めとする初期メンバーも勢揃いで懐かしかったのだが、やはり敵役がクリスチャン・ベイルだと作品がビシッと締まる。
この映画で一番ショックだったのはラッセル・クロウのおやじ化だ。
「ひょっとして……」とは思ってはいたがエンドクレジットを観て確信した。映画「LAコンフィデンシャル」や「グラディエーター」ではあんなに凛々しく、猛々しいかったラッセル・クロウがあんなわがままボディのおやじになっていたのはショックだった。
ソーたちの物語はこれからも続くとのことなので2025年に公開を控える「アベンジャーズ」シリーズ最新作「ザ・カーン・ダイナスティ」でもアベンジャーズの主要メンバーとして活躍してくれるに違いない。
●作品データ
<原題>
・Thor: Love and Thunder
<製作国>
・アメリカ
<公開年/配信年>
・2022年
<上映時間>
・2時間0分
<監督>
・タイカ・ワイティティ
<出演>
・クリス・ヘムズワース(ソー)
・ナタリー・ポートマン(ジェーン・フォスター/マイティ・ソー)
・クリスチャン・ベイル(ゴア)
・テッサ・トンプソン(バルキリー王)
・タイカ・ワイティティ(コーグ)
<配信サイト>
・ディズニープラス
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