【映画】ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット

個人的には今年一番の超大作である「ジャスティス・リーグザック・スナイダーカット」がついに日本でも観ることができるようになりました。

早速、プライムビデオで動画を購入して観ました。

ザック・スナイダー自身が「今回は時間の制約がなかったので一人一人のキャラクターを掘り下げて描けた」と語っているように大満足の作品でした。


ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(字幕版)

待ちに待ったスナイダーカット

ウォッチメン」を観て以来、ザック・スナイダーは「ザック・スナイダー監督作品」と聞いただけで胸が踊る数少ない監督の一人です。

そのザック・スナイダーがこれまた僕が大好きな監督であるクリストファー・ノーランに誘われて「マン・オブ・スティール」、つまりスーパーマンのリブート作品を撮った時には映画館に駆け込みました。DVDも買って何度も何度もくり返し観ました。

その後の「バットマンvsスーパーマン」は妻となった当時の彼女と初めて観に行きました。これまたDVDも買って何度も何度もくり返し観ました。



ザック・スナイダー監督の「マン・オブ・スティール」、「バットマンvsスーパーマン」に続いて「ワンダーウーマン」、「スーサイド・スクワッド」が公開されました。

そして、いよいよDCユニバースの集大成である「ジャスティス・リーグ」をザック・スナイダーが撮ると知った時にはお祭り騒ぎになりました。

YouTubeで何回も何回も予告編を観て、先行発売されていたサントラををiTunesにダウンロードしてくり返し聴きながら公開日を楽しみにしていました。



すると不穏なニュースが…。

ザック・スナイダーが個人的な理由から「ジャスティス・リーグ」の監督を降板するというのです。

のちにその原因が娘の自殺だと判明しましたが、当時は本当にがっかりしました。

監督を引き継いだのはマーベルスタジオの「アベンジャーズ」のジョス・ウェドン

ライバル関係にある会社の映画監督を連れてくるのはいかがなものかと思いましたが、「まぁ、ちゃんと引き継いでそこそこ面白い映画に仕上げてくれるだろう」とたかをくくっていました。

これが大きな間違いでした。

公開された作品はお世辞にも面白いとは言えない仕上がりになっていました。僕があれだけ熱中してくり返し観ていた予告編とは全く違った作品になっていました。

公開直後から批判的な意見が多く、ファンの間でザック・スナイダーのディレクターズカットの公開を求める声が聞かれるようになりました。

その当時はまさか本当にザック・スナイダーのディレクターズカット版を観ることができるとは思っていませんでした。

でも、こういうことってあるんですね。

ザック・スナイダーはファンの要望に応えて追加撮影まで行って完璧に作品を仕上げています。

結果的には今回のような動画配信サービスの中での公開の方が時間的な制約なく、満足のいく作品をファンに届けることができたので良かったのかもしれません。

ベン・アフレックバットマンもいい!

クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト3部作」でバットマンを演じたクリスチャン・ベイルバットマンもいいですが、ベン・アフレックが演じる少しおじさんになったバットマンも個人的には好きです。

ザック・スナイダーが作品でイメージしたバットマンフランク・ミラーのコミック「ダークナイト・リターンズ」のバットマンをイメージしたということでしたが、ベン・アフレックはまさにそのイメージにピッタリだったと思います。

ジャスティス・リーグ」のあとにはベン・アフレック自身の監督・主演のバットマン作品の予定もあったのですが、アルコール依存症のリハビリをするということでいつの間にか降板してしまいました。

が、スナイダーカットの公開直後からファンの間でワーナーにベン・アフレック主演のバットマンの製作を求める動きがあるみたいです。現在はアルコール依存症も克服したみたいですし、ひょっとしたら実現するかもしれません。


やっぱりスーパーマンが最強!

最初のジャスティス・リーグも今回のスナイダーカットも物語のメインは「スーパーマンの復活」でした。

前作の「バットマン vs スーパーマン」で死んでしまった「スーパーマンの復活」こそが物語のカギでした。

正直に言って、他のメンバーがいなくてもスーパーマンだけで今回の敵とは十分に戦えたのではないかと思います。

黒いコスチュームになったスーパーマンでしたが、ステッペンウルフを寄せ付けないほどの圧倒的な強さであっさりと敵を倒しました。

DCユニバースの行方

最後にブルース・ウェインの元にマーシャン・ハンターが訪れ、ダークサイドが地球にやってくることを予告して物語が終わります。

気になる続編の行方ですが、残念ながらザック・スナイダーにもワーナーにも続編製作の予定はないそうです。

地球にあるという「反生命方程式」をめぐって今度はダークサイドと闘うジャスティス・リーグを観てみたいですが、実現するとしてももうしばらくはかかりそうですね。


▼作品データ
<原題>
・Zack Snyder's Justice Leage
<製作年>
・2021年
<製作国>
アメリ
<監督>
ザック・スナイダー
<上映時間>
・242分
<出演>
ベン・アフレックバットマンブルース・ウェイン
ヘンリー・カヴィル(スーパーマンクラーク・ケント
ガル・ガドットワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス)
エズラ・ミラー(フラッシュ/バリー・アレン
ジェイソン・モモア(アクアマン/アーサー・カリー)
レイ・フィッシャー(サイボーグ/ビクター・ストーン)
エイミー・アダムスロイス・レイン
ジェレミー・アイアンズ(アルフレッド・ペニーワース)