いつも読書とシネマ

僕が読んだ本と観た映画の備忘録としてのブログです。

【本】「天才」たちの物語は「凡人」には訳がわからなかった。恩田陸「蜜蜂と遠雷」を読んでの感想

第6回芳ヶ江(よしがえ)国際ピアノコンクールを舞台にした風間塵 、栄伝亜夜 、高島明石 、マサル・カルロス ら4人の天才ピアニストたちの物語。

連載期間は7年、全71回と長期に渡る連載だった。

途中からピアノの演奏中の描写が宗教体験みたくなってきて、読み進めていくのが、ちょっと辛くなって来た。

才能ある、音楽の神様に選ばれた「あちら側」の人たちの物語。感情移入して読み進めていくことはできなかった。

「送葬のフリーレン」に出てくるリュグナーの言葉を借りてこの作品を評するとこんな感じ。

天才たちの物語は嫌いだ。彼らには積み重ねたもののの美しさがない。

●作品データ
<著者>
恩田陸(おんだりく)
<発行元>
幻冬舎
<発行年>
・2016年
<受賞歴>
・第156回(2016年下半期)直木賞
・第14回(2017年)本屋大賞
<オススメ度>
★★