【映画】セブン


この映画を初めて映画館で観た時の衝撃は強烈だった。

何の予備知識も無く「ブラピが出るから…」というそれだけの理由で映画館へ足を運んだのだが、話に引き込まれて観ていたいのだがスクリーンを直視できないようなシーンの連続だった。

そして、おそらく映画史に残るであろうあのラストシーンの「神よ!」と叫びながら苦悶の表情を浮かべるブラピの姿が観賞後もなかなか頭から離れなかった。

さらに衝撃的だったのは映画館で買ったパンフレットを読んだ時だ。

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【映画】L.A.コンフィデンシャル


タイトルの「L.A.コンフィデンシャル」は訳すと「ロス市警の公にできない秘密」。

犯罪小説で知られる「アメリカ文学界の狂犬」と呼ばれているジェームズ・エルロイが著した「L.A.四部作」と呼ばれるシリーズのひとつを映画化したこの作品は1950年代のロサンゼルスの混沌とした雰囲気の中でタイトル通りの大人の汚い世界を描いた作品だった。

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【映画】ナイブス・アウト


Amazon Prime Videoのトップページに表示されたので、ちょっとだけ観るつもりで見始めたら面白くて一気に観てしまった。

映画評論サイト「ロッテン・トマト」での批評家支持率は97%で個人的には今年観た映画の中でベスト3に入る作品だった。

この映画は「007」と並んで間違いなくダニエル・クレイグの代表作になるだろう。

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【映画】インサイド・マン

この映画はある男の独白から始まる。

"私は最近銀行を襲う完全犯罪を計画し実行した"

この作品はある銀行強盗が見事なまでに手際良く完全犯罪を実行する映画である。

だだし、単純な、いわゆる「ザ・銀行強盗」といった感じの話ではない。

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【映画】フィールド・オブ・ドリームス


この映画を初めて観たのは中学生ぐらいの時だったと思う。

初めて観た時にはこの映画の良さがさっぱりわからなかった。オードリーの若林さんもオールナイトニッポンで同じようなことを話していたが「野球の試合をする映画だと思っていたのに、試合もしないうちに映画が終わってしまった」そんな感想だった。

もちろん、中学生ぐらいの年の男の子にこの映画の良さを分かれという方が無理な話だろう。
改めて観てはっきりと分かったのだが、この映画は若い人向けの映画ではない。

この映画はまぎれもなく中年男性向けの映画である。

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