ドラマシリーズとしてリブートされることが発表され、2022年にAmazon Prime Videoで配信される予定になっているこの作品。
2005年に製作された映画だが、今観ても古臭さは全く感じられない。
マット・デイモンの「ボーン・アイデンティティ」や日本のライトノベルが原作ということで話題になった「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観た時にも感じたが、ダグ・リーマン監督の作品は物語の進むテンポが良いので観始めるとあっという間に時間が過ぎてしまう。
この作品もそうだった。
所属組織の異なるプロの暗殺者同士がお互いにその秘密を抱えたまま結婚。
結婚後5〜6年経ち、倦怠期を迎えた夫婦の話である。
この映画の見どころはブラピとアンジーのテンポの良い掛け合いとアクションである。
余談だが、この作品での共演がきっかけでブラピとアンジーは親しくなったらしい。
当時、ブラピはジェニファー・アニストンと結婚していたが、その後、離婚して公にアンジーと交際することになった。
そんなちょっとした情報を入れてこの映画を観ると、ブラピとアンジーの掛け合いがもはや演技ではないように観えてくるから不思議だ。
まるで本物の夫婦が時には夫婦ケンカをしながら、自分たちを殺しに来る暗殺者たちと戦っているように思えてくる。
本当にテンポ良く、序盤から終盤までブラピとアンジーの軽妙な掛け合いが続き、その様子が本当に小気味よいので、あっという間にクライマックスを迎える。
ブラビもアンジーもまさに「ザ・ハリウッドスター」と言った感じでキラキラしていて、ちょっとした仕草やセリフが本当にカッコいい。
特にこの作品のブラピは男である私から見ても抜群にカッコいい。
「不要不急の外出の自粛」や「ステイホーム」が叫ばれる昨今、恋人同士でおうちデートの時に観るにはぴったりの作品だと思う。ちょっと、昔の映画だけど。
▼作品データ
<原題>
・Mr. & Mrs. Smith
<製作年>
・2005年
<製作国>
・アメリカ
<監督>
・ダグ・リーマン
<上映時間>
・118分
<出演>
・ブラッド・ピット(ジョン・スミス)
・アンジョリーナ・ジョリー(ジェーン・スミス)
・ビンス・ボーン(エディ)
・アダム・ブロディ(ベンジャミン・ダンズ)