マーベル作品ではすっかりおなじみのサム・ウィルソンことファルコン。ウィンター・ソルジャーと並んで初代キャプテン・アメリカの良き相棒だ。
私はまだ観ていないがドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではエンドゲームで初代キャプテン・アメリカから盾を受け継いだはずなのに2代目ではなくなぜか3代目のキャプテン・アメリカを襲名したらしい。
正式に制作が発表された「キャプテン・アメリカ」の第4作目で3代目キャプテン・アメリカを演じることになっているアンソニー・マッキー。
彼が主演とプロデュースを務めたのが今回の作品「デンジャー・ゾーン」だ。
2036年の東欧。激しい内戦が勃発する中、無法地帯と化した前線で米軍は平和維持活動に従事していた。
米軍は戦場で暗躍するヴィクトル・コバルの勢力に対抗するためロボット部隊「ガンプ隊」を創設。
コバルが核兵器を手に入れるのを防ぐためアンドロイド兵士のリオ大尉と命令違反で戦地に派遣されたドローンパイロットのハープ中尉がその行方を追うことになった……。
という話なのだが、私にはやはりどこからどう見ても空を飛ばないファルコンにしか見えなかった。
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」以来、一連の作品でずっとファルコンを演じてきたことが影響しているのだろう。
ファルコンのイメージが定着しすぎていて誰を演じてもファルコンにしか見えなくなっている。
それはまだ仕方がないとしても話の内容自体がかなり意味不明だった。序盤から終盤まで話の展開に全くついて行けなかった。
で、結局、どういうことなの?
という頭の中が?マークだらけの状態のまま物語は突然終わってしまった。
観客を置いてけぼりにする久しぶりの残念な作品だった。
▼作品データ
<原題>
・Outside the Wire
<製作年>
・2021年
<製作国>
・アメリカ
<上映時間>
・115分
<監督>
・ミカエル・ハフストローム
<出演>
・アンソニー・マッキー(レオ大尉)
・ダムソン・イドリス(ハープ中尉)
・エミリー・ビーチャム(ソフィア)
・マイケル・ケリー(エックハート大佐)
・ピルー・アスベック(ヴィクトル・コバル)
<TOMATOMETER>
・36% ※2021年12月27日現在
▼ファルコンの勇姿はこちらの作品をどうぞ。